理想の仕事像を持つことは大事だが、その理想像に囚われて今を疎かにしてしまうことは避けなければならない。理想は理想であって、現実とは違うのだ。あまりにも理想像に囚われてすぎてしまうと、どんな仕事を任されても納得が行かなくなってしまう恐れがある。今の仕事がつまらないものに思えてきて、自分の実力を発揮することもできなくなれば、どんどん悪い方へと進んでいってしまうだろう。最悪、早期離職をしてしまうことにもなりかねない。理想の仕事ができるように努力を続けることは大事だが、一方で、現状の仕事にも全力を尽くす必要があるのは当然のことだろう。今の仕事をがんばれない人に、理想の仕事は回ってこないと考えておくのがベストだ。特に新卒採用をされた新入社員は、就職活動中の理想像と与えられた現実の仕事の間に大きなギャップを感じてしまう傾向が強い。若者ほど離職率が高く出るのは、こうした理想と現実のギャップが原因であると言う専門家は少なくない。早期離職を回避するためには、納得ができない仕事でも最低三年は続けてみるのがいいと言われている。慣れれば、その仕事のいい部分も見えてくるのがその理由だ。また、たとえ理想的な仕事に就けたとしても、人の欲望にはキリがないので、時間が経つにつれて満足できない点はいくつも出てくるものだと考えておくのもいい。つまらない仕事をいかに楽しいものにしていくか、自分で理想と現実のギャップを埋める工夫をしてみるのもいい方法である。ギャップを埋めるポイントで参考にしたいものが掲載してあったので是非読んで欲しい→『理想の仕事を追い求めろ!』←